4つの軸

超久しぶりの更新になります。 放置してると、本当に放置し続けるのね、ブログって・・・。

これからはだいたい雑記というか、思いつきを書くことになると思います。今までと変わらんではないか!という意見もありそうですけど、まあそう言われる分には仕方ないかなと。結局、ブログってどこまで行っても趣味の延長線上にしかないわけで。

それはそうとして、4つの軸というタイトル通り。麻雀における4つの軸をつらつらと書いていきますね。 軸とは・・・麻雀のスタイルを構成する要素と僕は考えています。リスト化してみると、下の通りですね。

  1. リーチ率
  2. フーロー率
  3. あがり率
  4. 放銃率

この4つを環境・ルールにあわせて適度に調整することが、特定の場で勝つことに繋がることになります。

また、この4つの軸はお互いに密接に関係しています。 例えば、リーチ率とフーロー率を増やすと、あがり率が上昇して、放銃率ともにあがります。あがりに向かう分、放銃する可能性もあがるわけです。もっと言えば、あがり素点を高めに設定すれば、あがり率は減る。逆に素点を低めに設定すれば、あがり率は増える。

当たり前じゃん!という内容を書いてますけど、これを場に適応させていかないと勝ち切れない。逆に言えば、リーチ率、フーロー率、あがり素点を適度に調整するために、自分の中に感覚の基軸を作っておかないといけない。例えば、天鳳ルールで自分の勝率が一番高いリーチ率とフーロー率のバランスは?とか。この辺りの感覚を身に付けるには、データを取って逐次チェックするしかないです。数値化できるっていうのは結構便利で、とくに基準を設定するというときには大いに役立ちます。

打ち筋のチェックポイント

自分の打ち方の確認メモに近いです。

負けてるときと勝っているときでは、打っている牌が微妙に違います。
勝っているときは強気な打牌をしているケースが多く、負けているときはその逆になりがちです。

強気な打牌ができてないときはだいたい微妙な状態か不調であるとも言えます。
最近の麻雀理論では「常に同じ打牌をすることが最もよい打ち方」であるとよく聞きますけど、個人的にはこれは無理があるんじゃないかなーと思っています。
どんなに強い人でも、負けが込むと僅かなブレが生じているのは事実ですし。

僕はこういう不調、もしくは微妙なときは、かなり大人しい麻雀を打ちます。
大人しい麻雀を打つことで、自分の読みのピントがあってるかを確認するためです。

チェックポイントはいくつかあって、

  1. 山読み
  2. 手牌読み
  3. 危険牌の先切り

の3つを主にチェックポイントとして考えています。

1は自分があがれると読んだ待ちであがれるかどうか?
要は自分があがれると読んだ待ちが、実際に山に生きているか、を確認しています。
例えば、いつもはリーチをかける手をダマにしたりします。

2は1と同じような感じで、押しているシーンで相手の当たり牌をしっかり読んで止めることができているか。
もしくは、相手の待ちが自分の予想と同じ、もしくはほぼ差がないかを確認しています。
例えば、今打つ牌は感覚的には通りそうだけど、当たる可能性も結構ある場合は、相手の待ちを確認するために降りるとか。

3は気持ちの問題に近いです。
僕はのちのち当たりになりそうな牌を先切りすることが多い打ち方をしています。
だけど、調子が悪い時は当たりになりそうな牌を長く引っ張っていることが多い。
この先切りができてるかどうかが、自分の調子を測るバロメーターの1つになっています。

やっぱり誰でもメンタルがブレる時はあるので、それなら自分なりのケア・チェックする手段を持っておくといいんじゃないかなーと。

トップを貯金するという考え方

トップを貯蓄するという考え方は収支ルールにおいて、けっこう重要なものだと思っています。
ちょっと前に仲良くさせてもらっていた人がいて、その人が「麻雀の成績は貯金で考えると、イメージが湧きやすいよー」という話をしていたのを思い出したのが、この記事の元ネタです。

考え方は至極単純で

1
 貯金数 = トップの数 - ラスの数

です。

例えば、100戦打って貯金が10なら

1
2
3
4
1位:35%
2位:25%
3位:25%
4位:15%

という感じです。
この考え方のいい所は、わかりやすい点、評価がしやすい点です。

例えば、上の例にならい100戦打って貯金が10ある状態を基準にして考えるとします。
今月は貯金が7だから、ちょっとダメ。
先々月は12だから、勝ち。
平均すると、9.5だからまずまず・・・といった感じです。

単純にトップとラスの数の差をカウントするだけだから考え方も単純でわかりやすいので、僕は自分の成績を見る際にはこの考え方を採用してます。

ハンゲで勝って、天鳳で負けてる理由

ハンゲで勝ててる理由

ツイてる。まずこれが大きい。
他には考えられる要因としては・・・

  • 相手が強い故に自分の読みが当てやすい、信頼できる
  • 同じ面子で打っているからキャラ読みが使いやすい
  • それ故に、読みセンサーを最大限に有効活用できる
  • 特にピントがしっかり合ってるときは、グレートな押し引きが可能

速度的には周りと似たり寄ったりだけど、向こうよりも読みを利用した深い踏み込みや待ち選択が多い分、こっちの方にあがりが転がり込むことが多い。

修正したい点

  • 2着のときはもう少し強引にトップを狙う打ち方が必要
  • 1着じゃないと貯金が増えないから、その意識を頭の端っこに置いておく

天鳳で負けてる理由

ハンゲと逆。
手が入らない。
聴牌したり、追い込まれてから打つ牌で大きい手に刺さる。
それ以外にもいろいろ思い当たる部分がある。

具体的には・・・

  • 速度差、これが大きい。基本は打点よりも早上がり優先
    ・・・早上がりで絞らない相手が多いから、噛み合わせが良いとあっという間にあがりを拾われる
  • 手が入らず追い込まれると、そのままラスになるケースが多い
  • 思っているよりもラス回避特化が少ない
     -普通にトップ狙いの打ち方をする人が多い印象
     -要は速度重視の攻めっ気が強い打撃タイプが多い

対策としては下のような感じ

  • 手組み・読みの精度ともにこちらが上なので、打撃戦に持ち込めばこっちが有利
  • スピードで負けてるなら、同じ速度で対抗すればいい。もともと仕掛けは得意
  • 追っかけリーチを平然と打ってくる人が多いから、弱い手はダマ
  • 逆に、強い手で聴牌を取ることをハンゲよりも重視すべき
  • 2着でもよしとする。1着を無理に狙うような打ち方はせずに、取れるときだけ拾えばいい

結論

  • 基本は速度重視の打撃戦で構える
  • 攻撃8:防御2くらいのバランス(ハンゲと同じ)
  • フーロ率38%くらいのバランス(ハンゲよりやや速い)
  • 門前手は強い手のみゴリ押し
  • 弱い手はダマでサクッとあがり、回すか降りのかわし手志向で

字牌の扱い

字牌を扱いは麻雀でワンランク上を目指すときに考えないとダメなことだと思う。
どういう時に鳴かせて、どういう時に鳴かせてはいけのかを考える・知ることが字牌を扱う上で一番大事なことだ。

gazo01

これは字牌を切らないケース。
字牌を切らない=相手を加速させないの意味で捉えると、イメージが湧きやすいと思う。

字牌を切らない典型的なケースは・・・

  1. 染め手の人がいるとき
  2. 場に字牌が高いとき(特に1段目で字牌があまり切れてないときは要注意)
  3. オーラス付近で競っているときに、相手にサクッとあがられたくないとき

逆に字牌を切っていきたいケースもある。

gazo01

下家が仕掛けてるけど、切り順から白トイツ持ちの線は薄いと思い、
対面が鳴いてくれることを期待しての白切り。
天鳳のオーラスではこういう字牌の切り方が役に立つことが多い。

字牌を切っていきたいケースは

  1. 字牌が場に高いけど、ドラが場に見えてるとき
  2. 点数持っている人がバック仕掛けで仕掛けてるとき
  3. オーラス付近で競っているときに、相手にサクッとあがって欲しいとき

とまあ、こんな感じで考えてる。

字牌にしろ、他の牌にしろ、牌を切るときは切った牌が相手との距離感にどう影響するかを考えながらやると、センスが身についてくると思う。
相手のあがりまでの距離を短くしたいなら切るべきだし、逆なら切らない。

核となる考え方はこんなものかな。

フォームの変化

最近、麻雀のフォームが変化してきたので、メモ代わりに自分の打ち筋を残しておこうと思う。
日記みたいなものだと思えばいいかな?

牌譜はこれ

gazo01

東2−1

降りるべきシーンに見えるけど、場にピンズが高いことから、下家の手は本手でない可能性の方が高い。あっても3900の妙な待ちがいいところと読んだので、降りる手ではない+打っても読みを確認できるという2つの理由から5p切り。結果は2000点のホンイツのみだったので、ピントはあっているという確認ができた。


gazo02

東4−1

痛恨のミス∑(゚д゚lll)。これはやってしまった一打。降りるにしても現物か1sから切るべき。結果的にこの放銃がトップ逃しの決定打になってしまう。


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東4−2

即リーしたけど、そこまで乗り気じゃない感じ。6mは周りに使い切られる形になっている可能性が高い+9mは山に2枚くらいだと読んでいた。このリーチで一番良い受けは、中と7pのシャンポン待ちがベストのはず。結果は流局。


gazo02

南2−0

この局で一番うまく打ててたと思う。下家の白のラグと状況から、対面が白をトイツで持っている可能性が高いと見て、トイツ落としを狙いに焦点を定めて白単騎でリーチ。狙い通り、白で一発であがりきることに成功。


gazo02

南3−4

ダマに構える。上家以外は3−6sを使いきれる形が手にありそう+3sがほぼ無い状況から、リーチしてもあがりは薄いと判断。対面からの直撃が理想だけど、それはあくまで理想。結果は下家からロンで、次局のオーラスへ。


gazo02

南4−0

下家が2m一枚もってそうだけど、対面が掴めば出る牌+山にもありそうなので、悪くないと判断してリーチ。結果はあがれず・・・。最終的に東4−1の放銃が最後まで響いた形となってしまった。

まとめ

フォーム変更してからは相手のキャラや動向、場の動きなどを加味しながら打っているので、前のフォームと比べると扱う情報量がかなり増えている。そのため、処理が完全にできずに打牌がブレることがあるが、これは慣れの範囲だと思う。あと、山読みも相手の手牌を加味して読むことが大事だと気がついた。ここは噛み合わせというか、麻雀の面白いところで、相手が使いやすい牌は相手に吸収されてしまう。結果的に、相手に吸収されやすい牌はあがり枚数としてカウントすることが難しいので、その辺りも加味して山読みの判断材料にできればなーと考えている。

Percentage of Succeeding Hands at Turn or River

Just memo about percentage of sucessfully making hands at Turn or River.

Hands Outs Turn + River River Only
Set 2 8.4 4.3
One Over 3 12.5 6.5
ISD 4 16.5 8.7
Two Overs 6 24.1 13.0
One Over + ISD 6 24.1 13.0
OESD 8 31.5 17.4
Two Over + ISD 10 38.4 17.4
One Over + OESD 11 41.7 23.9
One Over + FD 12 45.0 26.1
FD + ISD 12 45.0 26.1
Two Over + FD 15 54.1 32.6
OESD + FD 15 54.1 32.6

ISD : Inside Straight Draw
OESD : Open End Straight Draw
FD : Flash Draw

Reference

Poker Odds Calucuator

師匠の存在意義

師匠の存在意義ってなんだろう、と思うときが最近ある。確かに師匠は必要だ。何かを学ぶ際には特にそう思う。だけど、依存しすぎてしまう関係性を作りやすい。極めて危険なものになりかねない側面も同じように保有している。そういう関係性を持った人をもう何人も見てきた。テーブルゲームのような思考が必要なゲームに強くなるには、自分で仮説を立てて検証する能力が必要になる。それは、自分自身で掴みとるものだ。師に依存することは、そういう能力を育む機会を奪ってしまうことがある。だから、師匠から常に何かを学び取ることが、必ずしも上達を約束するものではないと思う。

僕が麻雀をはじめた時のことを思い出してみる。誰かに何かを定期的に教わった記憶なんてない。身近にまともな意見をくれる人がいなかったので、はじめの内は一人で凸さんのブログを読んで打つを繰り返しながらやっていた。ただ、凸さんの理論はクイタン赤なしのルールのものだったので、天鳳で打つのには適していない部分が多かったように思う。とくに赤入りのタンヤオをどう仕掛けるかがわからずに苦戦し続けていた。このときは確か4段くらいだった。

そこから、ビギナーズラックを見つける。現代麻雀論はなんか読めなかった。文字が多いし、当時の僕には難解な単語が数多く含まれていたので、2ページくらい読んで、読むのをやめた。読みながら打つの行為を再び繰り返す日々がまた始まった。ビギナーズラックを3週くらい読み終えたくらいの時点で、5段になれたように思う。しかし、そこからが本当の壁だった。どうやっても勝てない。基礎的な技術が圧倒的に未熟だったのは確かだけど、それを指摘してくれる人もいないし、何より押し引きの感覚がわからなかった。そんな中で日本プロ麻雀連合のサイトを見つけた。衝撃だった。今まで学んできたこととは、何もかもが違う。ここに上達のヒントが何か落ちているかもしれない。そう思いながら、このブログを必死で読み漁った。10週くらいは読み返したと思う。そして、この頃から課金をはじめた。データを取るためだ。当時、何人かの高段位者のデータを集めたサイトがあったので、そのデータを見比べれば何か見えるかもしれないと思いながら、データを取るために打ち続けた。そんな日々が続き、やっと6段になれた。

しかし、昇段したのもつかの間、7段というとんでもなく高い壁が僕の前に立ち塞がっていた。僕がやっと6段にあがったくらいの時期に鳳凰卓ができるという噂がすでに立っており、とりあえずそこに行くのを目標としていたので、7段になるという事は僕にとって最も達成したい目標だった。そんな中、livetubeで高段位者が麻雀の配信をしているという話を知る。高段位の配信には時間が許す限り顔を出し、彼らのプレイを飽きるまで見ていた。たまに質問したりもしながら打ち続け、なんとか6段で安定できるくらいの実力を身につける。しかし、6段を維持するレベルをなかなか超えれずにいた。

ちょうどその頃に、打ったデータが1000戦分を超えたくらいまで溜まっていたので、解析をかけて高段位者のそれと比較してみた。まず、あがりが少ない。仕掛けの精度が低いから、あがれないし放銃する。放銃のパターンもひどい。リーチの精度も悪い。穴だらけだった。何人ものデータを見比べて、高段位者の傾向を掴み、仮設を立て、修正しながらひたすら打ち続ける。あとは集中力と数の問題だ。その結果、なんとか7段まで駆け上がれた。当時はまだ7段以上の人数が1000人以下だったように思う。そこからまた打ち筋の修正が始まり、今のスタイルに落ち着く。7段になってからは、あまり数をこなさなくなったように思う。強い目的意識が遠ざかっていったのだろう。そこからの成長スピードはかなり遅いものになってしまった。

経験からいえば、師匠と呼ばれる人に何かを教わらなくとも、強くなることはできる。師匠の姿は自分の中の理想像として持っている程度でちょうど良い。甘えすぎる関係性は、逆によい結果を産まないだろう。大事なのは、自分で学び続ける大事さを知ることだ。それに、こういうゲームで勝ち続けるために必要なものは、自分の判断に対する信頼や自信だ。それはたくさん悩んだり、試行錯誤した末に身につくものだ。自分自身で掴みとるものであって、誰かが与えてくれるものではない。だけど、はじめは誰もそんなことを知らないし、理解していない。自分で仮説を立てて試してみる。それでダメなら修正する。この当たり前の行為を繰り返すことで、自力で学ぶことの大事さをはじめて知るのだと思う。

9 Tips Memo for Poker

  1. I should be All-In when I’m sure that my hunds are stronger than opponents’s.

  2. Don’t be confused when opponents raise or re-raise. When it comes to this case, check my stack, and if it costs higher beyond the expectation, should be fold.

  3. Don’t get mad about opponents who keeps raise with lots tips. Don’t mind. They will face accidental situations erally or late.

  4. First of all, think opponents hands. If I thought only my own hands, in most cases, I would be defeated. In such a case, sometimes, I get win, but it’s just lucky.

  5. When opponents raise with big stack at the river, commonly, their hands are not blaff.

  6. Take memos for opponents characteristics.

  7. Whenevere playing with any type hands, the most important thing is to keep pot size small for damage controll, except that my hands are nuts.

  8. Drawing hands is for hitting “Home Run”. Don,t forget this point. For hitting “Home Run”, I can spent 10% of stack more or less.

  9. Reading is the most important and essential skill.Ovserving opponents is essence to get win in poker.

データ解析

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imori

たまには自分のデータ解析でも。
上のデータが9段の人で、下のデータが昔ぼくが鳳凰卓で取ったデータです。

基本的にあがり率は変わらない。
打点はどちらかと言うと、ぼくの方がやや高い。
これはぼくがしっかりとリーチを打てる手順を身につけているからだと思う。
基本的にぼくは鳴きで牽制するタイプのように見えるけど、実際はリーチで仕留めるタイプの打ち手だから、こういう傾向がでるんだと思っている。
リーチに関してはけっこう自信があって、門前手で押し込む系統の技術は鳳凰の平均レベルよりも上だとは思っている。

欠点は防御面。というか、基本的にそこでしか差はない。
なぜこの9段の人のデータを選択したのかと言うと、ぼくの打ち方とけっこうタイプが似ていると感じたからです。
門前手のあがりはぼくの方がやや多いけど、鳴きの打点作りに関してはほぼ同じだと言える。
あがり率もほぼ遜色ない。

だけど、ぼくのデータは放銃率が1%ほど高い。
あと、放銃素点も200点ほど高い。
原因ははっきりしていて、ぼくが親に打ち込みすぎなのだと思う。
あと、オリの技術が下手。
形式テンパイを取るために無駄に危険な牌を通したり、親を蹴るために無茶をしたりするシーンが高段位の人に比べて目立ったように思う。
そういう無駄な放銃をすることで、自分の立場を悪くしてるケースが散見された。
あと、門前手が多い=スピードで劣っているということなので、もう少し鳴き手を多くシフトして危険手をサクッとオリれるようにすれば、かなり安定したと思う。

ここ最近の打ち方を自分でみる限り、防御面に関しては以前よりもずっと安定していると思う。
その分、鳴きを少し減らしたりしていろいろ調整していたけど、今はけっこう良いバランスに仕上がってる気がする。
もう少し時間と余裕がでてきたら、また鳳凰で打ってデータを取りたいと思う。